DAYO本舗通信  
テキスト ボックス: 四条流包丁式
244A9473.JPG
 日本の伝統文化を一言で表現することはとても難しいと思
いますが、よく使われる表現として「和」という字があります。
今回の取材は この「和」の中でも私たちの生活に密着して
いる和食を取り上げました。
 そもそも最も古い和食の文献は、日本書紀の中にでてくる
景行天皇が亡き日本武尊を偲んで安房の浮宮に行幸した
サイに磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)が、蛤と鰹の膾を
したと記述されている事に始まります。その後奈良時代に
なると中国文化の影響を受けた料理や食習慣が見られるよ
うになり端午の節句 七夕などの行事の日に特別な料理が
ツクられました。さらに平安初期には、中国の食文化が日本風
消化ショウカされていき 公家の間では色々な食礼式や流派が誕
してきました。このような背景から四条流包丁式は、誕生し
ました。この約1200年の歴史もつ四条流包丁式を現在に伝
える東京トウキョウ饌会(いっせんかい)の稽古風景を取材いたしま
した。
四条流包丁式の起源は 平安時代に四条中納言藤原山蔭
キョウ(824年から888年)が第58代光孝天皇の勅命により包丁式
の作法を定めたことに由来すると伝えられています
244A9551.JPG
比較的リラックスした雰囲気で稽古開始です 正面には2台のまな板が並んで行います
244A9341.JPG
244A9354.JPG
フク頭取トウドリをはじめ師範シハン方々カタガタ見守ミマモるなか稽古ケイコハジめるA
244A9363.JPG 244A9366.JPG
一方イッポウ、お稽古2回目のK氏 頭取からじきじきの指導 緊張しています
244A9365.JPG
244A9364.JPG
いよいよサカナをさばくA
244A9420.JPG
244A9366.JPG
頭取トウドリからの丁寧テイネイ指導シドウでだんだんサマになってきました
244A9409.JPG
244A9524.JPG
最後サイゴはこんなカタチになります
244A9544.JPG
244A9547.JPG
頭取トウドリから直々ジキジキカタををけてもらいます
244A9312.JPG
244A9556.JPG
シンサカナハシ(まなはし)は このようにちます     包丁ホウチョウシキ使ツカ麻縄アサナワカタ伝授デンジュ
244A9559.JPG
244A9585.JPG
     チカ包丁ホウチョウシキオコナうS 立会タチアイニン介添カイゾえとトモに 本番ホンバンさながら
   頭取トウドリからじきじきに衣装イショウ着付キツけてもらう
244A9589.JPG
244A9610.JPG
介添カイゾえから タスキけてもらう       稽古ケイコうより リハーサルですね
244A9634.JPG
244A9652.JPG
やはり衣装イショウけると迫力ハクリョクがありますね
244A9663.JPG
244A9667.JPG
無事ブジ終了シュウリョウ カッコかったです 本番ホンバンのご成功セイコウをおイノりいたします
244A9671.JPG
 ごランになったように サカナれずにさばく包丁ホウチョウシキは、いくつかの流派リュウハかれていま
すが基本キホンオナじです 現在ゲンザイ包丁ホウチョウシキは 烏帽子エボシ直垂ヒタタレ(ひたたれ)をにまとい 神社ジンジャナド 
の奉納やイワゴト行事ギョウジとしてオコナわれています 
このイニシエからツタわる儀式ギシキを イマ調理チョウリニン伝承デンショウしてコトは 文化ブンカそのものだとオモいます
稽古ケイコられている方々カタガタも ワカカタからベテランまで幅広ハバヒロく マタ今度コンド包丁ホウチョウシキオコナうS
のようにおサラいにられるカタなど色々イロイロです 
 ファーストフードがハバかすなか 伝統的デントウテキ道具ドウグオオきなまなイタ 儀式用ギシキヨウ包丁ホウチョウ シン 
サカナハシ 烏帽子エボシ 直垂ヒタタレ)など必要ヒツヨウのないものかもれませんが 日本人ニホンジンは 出来上デキアがりより
過程カテイ大切タイセツにするココロをどこかにっているとオモいます 
イマ世界セカイモット人気ニンキ日本ニホン料理リョウリは このようなナガ伝統デントウナカからまれたものであり 
日本人ニホンジンココロそのものであるとオモいます
何故ナゼれないかは、ナガくなりますので マタ機会キカイにします
(2012.12.25 写真シャシンブン DAYO理事リジ 藤田フジタ俊一シュンイチ