こらむネタ帳 久和山武輝

いつから始めても遅くない

 
 世界の最高峰、エベレストにヒラリー卿が初登頂に成功して50周年目にあたる今年5月、冒険家の三浦雄一郎氏が最高齢登頂記録を更新した。三浦雄一郎氏は日本人プロスキーヤーの草分けであり、富士山直滑降をはじめ世界七大陸最高峰からのスキー直滑降に成功している。
 60歳を過ぎてから、冒険スキーをやめ会社経営、後進の指導に従事していた。90歳をこえても元気に飛び回る父親の敬三さんに刺激されて、65歳からトレーニングを開始した。85キロの体重を70キロまで絞り込み高地トレーニングに励んだ。今年2月には、99歳の父と一緒にモンブラン氷河、20キロ余りの滑降に挑戦し成功した。「中高年よ大志を抱け」が三浦氏の新たなモットーである。
 陸上競技にマスターズ陸上がある。県内、国内、世界の選手権大会が実施されている。5歳刻みのクラス別競技で、健康なかたならだれでも参加でき、記録が計測される。参加するための標準記録は一切ないので自己記録を更新する楽しみもある。現在の世界記録ホルダーに日本人が三名いると聞く。いくつになっても楽しめ、挑戦することができる競技である。往年の名選手も多数参加している。
 夢を持ち続けてなにかのトレーニングを継続することは苦しいことであるが、達成した喜びはなにごとにも替えがたいものがある。
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