地域の図書館とのつきあい 久和山武輝
本好き人間にとって、購入した本の整理と置き場所は悩みのタネである。
書棚は各段のすきまにまで本をつっこんで満席である。本棚を買い増して
もいつの間にか、満杯になる。買っておいた本を思い出し、さがしてもな
かなか見つからない。見つからない本はむしょうに読みたくなり、あげく
の果てにもう1冊買ってしまう。こうして部屋中が本だらけになり、家族
の不評をかってしまう。
家のなかを整理するコツは、新しいものを買ったら古いものは捨てるこ
とだという。洋服や靴は捨てられるが、本には未練が残ってしまう。
何年か前より、読みたい本を探す場所として、地元の図書館に通うよう
になった。東京近郊の小都市に住んでいる。徒歩で10分程度のところに地
域図書館が2箇所ある。蔵書は数万冊程度であるが、こんな本が出版され
ていたのかと、現在の書店には置いていない思わぬ本を発見をする楽しみ
もある。
急がないけれど高価で読みたい本があれば、購入希望の書類を提出すれ
ば市内の他の図書館から転送してくれるか、実際に購入してくれる。地域
図書館もIT化が進み、リクエストがFAXやインターネットで可能になってい
る。
隣りの市の公立図書館に行ってみた。市内在住者でなくても利用者カー
ドを発行してくれるという。近郊の公立図書館どおしのネットワークも進
んでいる。市の境界に住んでいるかたにおすすめしたい図書館の利用法で
ある。
図書館を結構利用しても、あいかわらず部屋の中は本であふれている。
本に囲まれていないと落ち着かないという習性は、なかなか治らない。
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