インターネットもの書き塾塾長・上山明彦に、たびたび同じような質問が届きます。
コースの内容と深く関係しますので、よくお読みください。
Q.「小説一貫コース」。「時代小説コース」の受講対象者は?
今まで小説を書きたかったけど書いたことのなかった人、今まで小説を書いてはみたけど完成できなかった人、一応最後まで小説を完成させたけど、何が良くて何が悪かったかよくわからない人が主な対象です。
「小説一貫コース」では、小説を書くための書式、出版業界の基礎知識からプロの構成・表現テクニックまで一通り学習し、短編を完成させます。
なお、「インキュベーションコース」は小説を書き慣れた方向けのコースではありません。たまに書き慣れた方が個人指導を求めて受講されることがありますが、本コースはカリキュラムと費用が入門者向けに設定されていますので、書き慣れた方には不向きです。
新コースとして「時代小説コース」を開設する予定ですが、これは基本的に「一貫コース」修了者と同等程度の力を持った方を対象にしています。江戸時代を背景にしたフィクションの小説を執筆することを想定しております。このジャンルに興味のある方すべてが対象です。
独自の世界で小説を書き慣れた方は、おそらく自分の書いた作品の指導を求められていると思いますので、弊社の両コースを学習されるよりも、様々な懸賞に応募したり出版社に直接原稿を売り込まれることをお薦めします。
Q.インターネットもの書き塾ではどういうジャンルを薦めているのでしょうか?(純文学物やホラー・怪奇物を書きたいという方からの質問が数通寄せられました)。
A.
私は教材では、初めのほうで次のことを書いています。
1.ストーリーの展開方法を学ぶには、推理・ミステリー小説がもっとも適したサンプルです(起承転結がはっきりしているため)。 そのため解説ではそのサンプルを多く取り入れています。しかし推理・ミステリー小説だけを推奨しているわけではありません。
2.書き手が自分の書きたいものを書くのがもっとも才能を伸ばす方法であり、ジャンルは制限していません。
3.ストーリーを盛り上げる手法(緊迫感を高めたり、雰囲気を盛り上げる手法)は、どのジャンルにも共通の
手法があります。
例えば、人物描写(容貌、表情、態度、動きなど)、風景描写(登場人物の心理重態に映る風景、時間の経過、季節の経過など)が描けなくては、純文学だろうと推理小説だろうとホラーだろうと、いい作品は書けません。
もの書き塾では、そういうどのジャンルでも必要な表現技術からストーリーの展開方法を勉強します。
そういうわけで、どういう志向の人にも、その栄養となる成分を教材で提供しているつもりです。 自分の書きたいも分野が、「出版人コムの望む分野ではない」という疑問を出してこられる方がいますが、「純文学でいこう」とか「社会派推理作家を育てよう」とか、「ホラー作家を育てよう」というような特定のジャンルを勧めることは決してありません。
現実の多くの出版社はほとんどのジャンルの小説を発行していますが、それと同じ感覚です。すべての分野が対象です。
Q.eメールで指導していただけるとのことですが、カリキュラムに関係ない質問に対しても指導していただけるのでしょうか?
A. もの書き塾のコースは、次の前提条件によって成り立っています。
@カリキュラムに沿って学習していただくことが前提です。
受講生一人一人に対して別々の内容を「個別指導」するのではなく、
同じカリキュラムに沿って、各人の書いたものを個別指導する、というのが本コースの柱です。
それによって多くの受講生を低料金で指導できることができます。
A技術レベルに応じて、その段階で必要な技術を、段階を追って習得することが目標です。
つまり、一度にすべてを習得しようということにはなりませんので、
1回のeメールによる指導は、その段階でのポイントについて数行から数十行で指導することになります。
したがいまして、カリキュラムに沿うことにより、受講生が力をつけていくことができます。
受講生がカリキュラム中で執筆する原稿以外(お手持ちの原稿)で指導をご希望されるケースと同様ですが、
カリキュラムに関係ないご質問にも、基本的には回答することができません。
ただし、受講生にとってきわめて重要な話題もありますので、ケースバイケースで対応しています。
Q.私は中編原稿を持っております。
数ケ月ほど前、ある出版社に応募した作品で、「協力出版」の提案を受けています。
これを改善するために、もの書き塾のコースの中で個別指導していただけないでしょうか?
A. もの書き塾の両コースではご期待には添えません。お手持ちの原稿の添削指導はできませんのでご了承ください。
(ただし、簡単な感想やアドバイスには応じることもあります)。
その理由は次の通りです。
あなたが期待される「個別指導」というのは、おそらく詳細な添削指導、つまり1行ごとの添削を含めた表現の指導だと思います。
つまり、それは本の発行前に編集者が、原稿を一言一句校正したり、疑問点を出したり、著者に対して表現のおかしい部分を相談したりするハイレベルの作業と同じことを期待されているのだと思います。
商業出版のための編集作業には、非常に多くの労力がかかるということをご理解いただきたいと思います。
また、「協力出版」の話はよく知っておりますが、その作品を添削指導するというのは、もの書き塾では不可能です。
協力出版や自費出版ではその編集費用も含まれていると思いますので、そこの編集部に相談されるのが一番いいと思います。
お手持ちの完成原稿は、出版を前提とした持ち込み(売り込み)原稿として出版社と交渉する方法もあります。
採用された場合は、細部に渡ってアドバイスや校正をしてもらうことができます。
ほとんどの場合、不採用については結果の回答もありません。当然指導もありません。
売り込む方は出版社の判断に不満があっても、受け入れざるを得ません。
それでも何度も懲りずに売り込むことがポイントです。
そのうちに、理解する編集者が現れるでしょう。まず彼らに理解されることが重要です。
編集者に理解されない作家が、作品にお金を払う読者をつかむのは難しいと言え
ます。
Q.もの書き塾の二つのコースで優秀な作品は、「出版人コム電子文庫」に収録していただけるとのことですが、その場合、詳細に指導していただけるのでしょうか?
A. 弊社がもの書き塾の両コースで優秀であると認めた作品は、「出版人コム電子文庫」に収録しますが、その際は原稿の内容も形式もほぼ整っていることが前提になります。
弊社がプロの作品として認めるわけですから、不十分な点がある場合は、その修正をアドバイスするなり、私たちが修正するなりの対応を行います。
Q.インターネットもの書き塾の各コースの受講料は、一般的に見て非常に安いのですが、その理由は?それと方針をお聞かせください。
A.弊社にとりましてこの事業は出版文化事業であり、必要経費程度のコストしか見込んでおりません。
また、インターネットと実践的CD-ROM教材を併用することにより、効率的に学習ができるようになっています。
そういうふうにして高い教育レベルと低料金を実現しています。
なぜそこまで低料金にこだわったのかともうしますと、収入の少ない学生でも受講してほしい、若い世代からどんどん優れた書き手が育ってほしい、という願いからです。
しかしながら、こうした事業を成功させるために、受講生の皆様に対しては「お客様」や「タレント」扱いをするのではなく、
「生徒」や「門下生」として扱わせていただき、厳しく指導しております。
受講希望者の方の中には、会社社長、役員、大企業の社員、公務員、専門職、有名大学卒あるいは在学中など、いわゆる「社会的ステータス」がある方も多いかと思います。
しかしながら、当塾ではそういう肩書きは一切考慮しません。作家は個人で勝負するものです。肩書きはまったく関係ありません。平等に生徒・門下生として扱います。その覚悟ができない方は、初めから参加されないほうが賢明かもしれません。
Q.受講期間の延長は可能でしょうか?
A.
カリキュラムは余裕をもって作成してあります。標準学習時間の2倍の時間を設定してあります。
したがいまして、受講期間の延長ではなく、チケット制を採用し、1回単位(6ヶ月間有効)で指導していきます。
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