2004年は若い書き手のベストセラーが続出した。『世界の中心で、愛をさけぶ 個人的にはベストセラー小説といっても内容が薄いと思われる作品が多いと思うが、売れるからにはたくさんの読者に支持されているわけで、無視するわけにはいかない。「共感できる、できない」は別次元の問題として、なぜ売れたのか、どこが読者に受けたのか、もの書きの視点から分析してみることは勉強になるだろう。 そこで、もの書きの視点からの評価ポイントを箇条書きで整理してみた。 1.どういう読者層を主な対象としているか? 年齢層は?具体的には幼児、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人の20代、30代、40代から50代、60代以上。 性別は?主に女性が多いか男性が多いか。 これに加えて主婦層、OL層、学生層など、年齢というよりも職業的に分けられる層に支持される場合もある。 2.主な対象となる読者層のどういう気分を反映しているか? 3.ストーリーの豊かさまたは斬新さはあるか? おもしろい展開、あるいは独自性のある展開はあるか。 4.各種描写(情景、心理、動き、セリフ)で優れている部分はどこか? 5.各種描写(情景、心理、動き、セリフ)で劣っている部分はどこか? 6.将来性はあるか? 具体的には、今後の活躍に期待できるか?その根拠。期待できないとすれば、どこに問題があるか? 実際にこの評価法を最近のベストセラーに当てはめて分析してみたいと思っている。それについてはこのコーナーで順次紹介していきたい。 ●前ページへ |