夢幻流もの書き道場 上ノ山明彦著

ファンタジー作家志望者必読の本、『ファンタジーの世界』

 ファンタジーを書きたいという方に、ぜひ読んでほしい本がある。佐藤さとる著、『ファンタジーの世界 (講談社現代新書 517)』がそれだ。
 ところが、残念ながら絶版で、古書店から入手するしかない。
 内容は後日詳しく紹介したいと考えているが、とにかく書き手の側からのファンタジー作品の分析がすばらしい。ファンタジーとは何か、どういうところに着目するか、どういうふうに書いていくかなど、勉強になる話ばかりである。海外のファンタジー小説の歴史と分析も参考になる。
 佐藤さとるが、必読の書として挙げている次の本も読んでみるといいだろう。
・『さすらいのジェニー』、ポール・ギャリコ
・『砂の妖精 (福音館文庫)』、E・ネズビット
・『ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)』、『ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)』トールキン
・『床下の小人たち (岩波少年文庫)』、メアリー・ノートン
・『トムは真夜中の庭で』、フィリパ・ピアス
・『幽霊 (児童図書館・文学の部屋)』、アントニア・バーバ
・『木かげの家の小人たち (福音館文庫)』、いぬいとみこ
・『文庫 新版 指輪物語 全10巻セット』、トールキン
・『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち 上 (1)ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち 下』、リチャード・アダムス
・『壁抜け男 (異色作家短篇集 17)』、マルセル・エイメ
・『不思議な少年 (岩波文庫)』、マーク・トウェイン
 皆さんはすでに読んでいると思うが、これに『風の又三郎 (講談社青い鳥文庫―宮沢賢治童話集 (88‐2))』(宮沢賢治)、『不思議の国のアリス・オリジナル(全2巻)』(ルイス・キャロル)、 『クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))』(A・A・ミルン)が加わる。
 子供がいる方は、ぜひ子供に読み聞かせながら、ファンタジーの世界を味わっていただきたい。

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